社会福祉法人 江南会
理事長

社会福祉法人江南会は地域に密着した施設を展開するためにそこで暮らす利用者は無論、広く窓口を開け様々な方々に利用をしていただけるよう運営を目指して行く。そのことは「誰一人取り残さない」SDGsの理念を具現化するものとする。

法人事業計画と実施管理の視点

社会福祉法人は、広く社会的な使命を負っていることからもその経営のあり方は多面的な視点が欠かせない。施設経営は、中長期のスタンスで課題を共有化するとともに、次の5つの視点から方針を有機的、総合的に構築する必要があると思われる。

• 事業活動の透明性を確保し、利用者の権利を第一とする高い倫理性と発想を転換する先駆性を備えた「顧客の視点」
• 堅い結束力と円滑で柔軟な連携力をもつ組織性を養い、効率性の高い事業体へ常に自己改革する「業務の視点」
• 事業活動の客観的な分析に基づき現状を正しく把握し、事業体の安定的、継続的かつ開拓的なサービス展開を確保する「財務の視点」
• 独創的な工夫や積極的な提案、困難な課題への挑戦を通じて、磨き合い高め合う人と組織の「職員個々との成長の視点」
• 施設が地域と共にある意味を理解し、非常時に向けた準備と訓練、備蓄、環境と人を常時整えて適時に提供できるようする「地域の社会資源という視点」

法人の使命に鑑みるまでもなく、すべての事業および職員の業務は公正を欠くものであってはならず、倫理、法令並びに社会的信頼に反しない活動であること。そのために事業活動の透明性を高めコンプライアンス体制を強化するとともに、リスク管理、職員教育の上で特に重点を置くものとする。